いよいよ改修開始!ほか盛屋近況。 2012.3.27
盛屋水産の外湾ワカメの収穫は、連日の強風と変わりやすい天気で海の状態が悪かったため、延び延びになっています...

が、今日は養殖以外のニュースが2つ。

いよいよ!かつての自宅の改修が昨日3/26より始まりました!
moriya_outside

kaishu_inside
上の写真は1階を改修作業しているところです。

3月半ばから開始予定がずれ込んだものの、皆さんが訪ねてくださる際の「お休み処」完成へ大きく一歩踏み出しました。
こんな様子だった2階(2011年6月撮影)
goten_inside
下の写真 本日撮影の2階台所
2Fkitchen
下の写真 天井が抜けている1階お風呂場(本日撮影...逆光で天井がうまく写せた写真なく、すみません)
ofuro
など、どう直るか楽しみです。
山形の岡田先生、設計をありがとうございます。
大工の小松さん、盛屋水産の現在の自宅改修終了後、息つぐ暇もなく大忙しですが...どうかよろしくお願い致します。

もう1件の嬉しいご報告は、気仙沼に千人のお客様がいらしたこと!
3/25(日)に

立川志の輔さんの「気仙沼さんま寄席」

が、ここ気仙沼で開催され、全国からお客様が気仙沼を訪れてくださいました。
東北新幹線一ノ関駅から気仙沼までは、車で約1時間半。
道中、飽きさせませんよ〜、我らが一代(いちよ)はバスガイド!
所属する気仙沼おかみさんの会 つばき会の一員としてトークエンジン全開です。
『「じつはバスガイドさんが 夢だったんだ、夢がかなっちゃう」』
『泣いたり爆笑したりで、もう、たいへんです。』
バス車内の様子をお知りになりたい方は、「ほぼ日刊イトイ新聞」さんのテキスト中継
3/24 15:40あたり&17:48をご覧ください。
落語好きの方もそうでない方も、テキスト中継全体を読めばこのすばらしく楽しいイベントに参加できた気分♪
さんまぬいぐるみ、って何?
実はじゃんけん最強!ホヤボーヤって?
気仙沼を楽しんでくださったみなさん、本当にありがとうございました!

さて、今日は天気も海も落ち着いているけれど、社長 和享(やすたか)と一代は子どもたちの引っ越し手伝いで仙台です。3月は旅立ちの季節でもありますね。この春、菅野家でも、それぞれの新しい始まりに向けて頑張ります。

盛屋水産を一歩出ると、震災後1年の鮪立にはまだこのような光景が広がっています。
shibitachi

鮪立1

鮪立3

でも港には船が戻ってき始めました。
久しぶりにたくさん船が並んでいる鮪立港、嬉しい風景です。
船1

船2

唐桑の漁師たち、頑張っています。
引っ越し手伝いを終え、和享&一代も鮪立でまた頑張ります。
牡蠣2illustrated by Masae Hatakeyama


「盛屋水産 つなぎ牡蠣ファンド」お陰様で1/17募集終了致しました。 
引き続き募集中のファンドはこちらです↓
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03/27 06:39 | 唐桑御殿修繕報告 | CM:6 | TB:0
3/18 復興感謝祭 2012.3.21
3/18日曜日、ここ唐桑で、全国から駆けつけてくれたボランティアの方たちに感謝する「唐桑養殖復活感謝祭」が開かれました。
震災から1年、唐桑の養殖再開の力となってくださったみなさんに、成長した牡蠣、ほたて、わかめを食べていただこうと県漁協唐桑支所が企画した催しで、盛屋水産を含め、多くの唐桑漁師たちが感謝の気落ちを込めて参加しました。
祭り全体で用意したのは、ホタテ3000枚、殻付き牡蠣5000個、剥き身牡蠣40kg!
焼きホタテ、焼き牡蠣、牡蠣ごはん、牡蠣鍋、わかめしゃぶしゃぶなどをボランティアや地元の人たちに味わっていただきました。
view_kanshasai

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scallops_grilled

一代(いちよ)−写真中央です- は牡蠣ご飯担当。
kakigohantai

会場では震災後初出荷となる唐桑・外湾産の生ワカメ・春馬(はるま)も販売。
春馬
http://www.sanrikutokusen.jp/products/detail.php?product_id=128
この季節だけの生ワカメ、3月末までの期間限定でご家庭へ直接販売中です。
盛屋水産の外湾ワカメも間もなく春馬として出荷予定です。

唐桑が誇る郷土芸能の崎浜(さきはま)大漁唄い込み、宿(しゅく)打囃子獅子舞なども披露されました。
気仙沼出身・在住のシンガーソングライター熊谷育美さんが歌ってくださったり、フランス人マジシャンの飛入り参加も!
下の写真はボランティアさんたちも参加しての大漁唄い込み。「へんよーえ!」という掛け声とともに地面に櫂(かい)をうちつけて拍子をとります。
tairyo_utaikomi1
tairyo_utaikomi2

夏にお手伝いしてくださった懐かしい方にも沢山お会いできて、それは嬉しい一日でした。
ボランティアのみなさん、そして唐桑を応援してくださるみなさん、本当にありがとうございます。
牡蠣もホタテもわかめも順調に育っています。
さあ、出荷に向けてますますおいしく大きく育てていきますよ!
今日は風が強くて海での作業はお休みですが、時たま雪がちらつく中にも(今年は本当に寒いですね...)日差しに春を感じるお彼岸過ぎの唐桑です。
春もすぐそこ。頑張っぺし!
牡蠣2illustrated by Masae Hatakeyama


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03/21 15:34 | その他 盛屋水産作業状況 | CM:4 | TB:0
3/11 鮪立にともった灯り 2012.3.14
今年の3月11日。
盛屋水産のある気仙沼市唐桑町鮪立(からくわちょう しびたち)にたくさんの灯りがともりました。
akari@shibitachiL
(写真提供:GakuvoボランティアのEmi Matsushitaさん- Thank you Emi-chan! )
震災後、ここ鮪立には多くのボランティアの方が支援に来て下さいました。
この鎮魂の行事も宮崎のボランティアの方が中心となって計画してくださったものです。
菅野家として、そして盛屋水産としてもお世話になったGakuvo新居浜のボランティアのメンバーも、鮪立や近辺の行事支援のため、震災から1年目のこの日、続々と盛屋水産を訪れてくれました。
突然、パソコン経由のスカイプなるもので横浜市立大の40名ほどのみなさんに向かって我が家の居間から話すことになったりして、バタバタとしましたが、大勢の方に囲まれて過ごすことができ「これが我が家の復興なんだな」。
多くを奪った震災、でも新たな出会いを得て、今の盛屋水産があります。
ありがとうございます。
だから頑張れます。頑張ります。
牡蠣2illustrated by Masae Hatakeyama
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03/14 10:39 | 菅野さんち日常 あれこれ | CM:2 | TB:0
「モーニングバード」のご報告 と 「唐桑御殿」改修予定
昨日3/7の朝の番組「モーニングバード」(テレビ朝日)に、盛屋水産とかつての自宅「唐桑御殿」=ツナカンそしてGakuvoの学生ボランティアさんたち、そしてGakuvoの学生ボランティアさんたちとの交流の様子が放映されました。
盛屋水産を取り巻く雰囲気がとてもよく伝わるような番組を作ってくださって、テレビ朝日さん、ありがとうございました!

さて、その番組の中で放映されたのですが、Gakuvoの学生さんたちとも、しばしのお別れです。
Gakuvoさんの唐桑での拠点となっていたかつての自宅=ツナカンが3月中旬よりいよいよ修繕に入ります。

これも、すべてミュージック・セキュリティーズさんの被災地応援ファンドをとおして、温かいお気持ちとともにかつての自宅の改修資金をお寄せくださったみなさんのお陰です。本当にありがとうございます。
実は「モーニングバード」では、ファンド説明会の様子のVTRを流す予定もあったようなのですが、編集の関係でかなわなかったようです。

さて、Gakuvoさんですが、次回からは唐桑の南端「御崎(おさき)」の新拠点から、唐桑の復興に力を尽くしてくれます。
ツナカン宿泊最後の夜、社長和享(やすたか)と一代(いちよ)は、ツナカンに呼ばれて思いがけないプレゼントをいただきました。
GakuvoMessage
寄せ書き、しかもGakuvoさんがツナカンに寝泊まりするようになった昨年8月頃からの懐かしいメンバーたちのメッセージも。
一代いわく「結婚、子供が生まれたことの次に人生三番目に嬉しかった」。
Gakuvoのみなさん、盛屋水産再開のための心のエンジンとなってくれて、本当にありがとう。
この寄せ書きも25陣のメンバーと撮った写真とともに改修後の唐桑御殿を飾ることになるでしょう。
Gakuvo25
(写真提供 Jay Horinouchi氏

さあ、唐桑御殿、いよいよお休み処としての改修間近です。
2月末に、古いものを活かして設計してくださる山形在住の建築士 岡田先生と施工担当する地元の工務店さんが打ち合わせを実施しました。
復興に向けた依頼が重なって、地元の工務店さんは大忙し。
実は現在 6月からお願いしてやっと年の瀬に順番がきた 現在の自宅の工事に入ってもらっています。
お休み処はその後、3月中旬〜4月末までぐらいの工期予定です。
改修後の御殿でみなさんと笑い合える日がもうすぐそこですね。

今年の3月11日は、盛屋水産では、甚大な被害のあった地元鮪立(しびたち)地区での鎮魂行事のお手伝いをして過ごします。
みなさんも心静かな一日を過ごせますように。

そして被災地応援ファンドでは、盛屋水産もその頑張りに励まされている素晴らしい会社のいくつかがまだまだ再建に向けてファンドを募集中です。
よろしければ是非ここからリンクをたどってみてください。
セキュリティ被災地応援ファンド

牡蠣2illustrated by Masae Hatakeyama


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03/08 14:41 | 唐桑御殿修繕報告 | CM:0 | TB:0
あれよあれよの メディア進出?  2012.3.2
「その4」を追加させていただきました!

その1
今週の週刊ポスト(2/27月発売3/9号)に一代(いちよ)が!
本人いわく「気だるい表情で、ホタテの貝殻で胸を覆って...」とのたまっておりますが、週刊ポストさんにはグラビアページはないようですので、誤情報かと思われます。
盛屋水産のかつての自宅の「唐桑御殿」=ツナカン、の話を掲載してくださった模様。
週間ポスト120227
お近くの書店・コンビニなどでお求めの上ご確認ください。
週刊ポストさん、ありがとうございます!

その2
全国放送で盛屋水産が!
3/7(水)テレビ朝日「モーニングバード」8:00-9:55で密着取材の様子が放送されるそうです。
ここ気仙沼ではKHB東日本放送の番組。
どんな風に扱われているか、ドキドキ。
取材のあった日は唐桑御殿にGakuvo(学生ボランティア)のみなさんが来ていらして、彼らの様子もご覧いただけると思います。この第25陣のGakuvoさんをもって学生ボランティアさんの宿泊は一旦終了し、唐桑御殿は3月中旬頃からいよいよ改修に入る予定です。

その3
すでにお知らせ済みですが...
故郷の良さを大いに自慢するラジオ番組NHKラジオ第1「ふるさと自慢うた自慢」で、
一代が「おもてなしの心」というテーマで 所属する気仙沼おかみさんの会 つばき会とGakuvoのボランティアさんたちとのことを話し「ふるさと大賞」をいただいた気仙沼の回の放送があります。
4/7(土)午後4時5分~4時55分
一代の「かもめが翔んだ日」の熱唱付きです♪

その4
なんと大人の女性向け雑誌「エクラ」(集英社、3/1発売)の4月号にも一代が登場。
最新のモードに身を包み...ではなく、いつものカッパ姿です。
樋口可南子さんのスペシャルレポート「被災の地 気仙沼を訪ねて」の記事を是非ご覧ください。

もうすぐ震災から1年です。
とりあげてくださったメディアのみなさん、ありがとうございます。
そしてこうしてブログを読んでくださり応援してくださるみなさん、本当にありがとうございます。

予定より早く作業が進み、盛屋水産では今日の午前中の作業で内湾ワカメの収穫が終了しました。
3月中旬過ぎの外湾ワカメの収穫までの間、再び牡蠣種はさみの作業に戻ります。
牡蠣2illustrated by Masae Hatakeyama


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03/02 11:28 | 掲載記事など | CM:9 | TB:0
ついにワカメの出荷!
盛屋水産では牡蠣、ホタテとともにワカメも養殖しています。
昨年の秋に海に仕込んだワカメの出荷が、先週の火曜日2/21からついに始まりました!
ところがその後雨が降ったり大雪が降ったりでなかなか作業できず...しかしおととい2/28はいい天気。
マイナス10℃に届きそうなこの冬一番の冷え込みにめげず、朝6時頃海からわかめを刈り取り、8時半頃から 葉、茎、メカブの部分に分ける作業を開始しました。
お、やってる、やってる。
ワカメ作業遠景
先日お知らせした かさ上げされた場所に早速船をつけて、そこで作業しています。

まずはメカブを切り落とし、それから茎と葉に分け、更に葉の先枯れ部分などを切り落とします。
ワカメ作業2

ワカメ作業

親戚や近所のおばちゃん 大活躍です
崎浜のおばちゃん

いりやしきのおばちゃん

近所のおばちゃん

仙台からお嫁に来たカツミちゃんだって頑張ります
カツミちゃん

作業台は、メイド・オブ・板とバンジョウ。無駄なく、すぐ片付く。
ワカメ作業台

収穫から帰った男性陣も 今度は茎ワカメの処理でもう一仕事。
近所のおんちゃんと 盛屋の手伝いはもう3回目のボランティア ショージくん。
おんちゃんは気仙沼弁でおじさん、のことです。
おんちゃんとショージくん

これがメカブ
メカブ

これが茎
茎

そしておなじみの葉の部分
ワカメ葉

図解しまーす(出典:宮城県漁協唐桑支所HP「三陸特選市場」)
wakame

実物のとれたては こんな風にどろーんと 黒っぽい
茹でるとそれは鮮やかな緑に変身します
ワカメ全景

この日は総出で11名の作業。男手が4名いたので、刈取りも2回行い、大収穫。
本日2回目の収穫分のワカメがやってきました。
ワカメ収穫
親戚の「床屋のおんちゃん」が船持参で手伝ってくれています。
ちなみに「床屋」は屋号(正確な屋号は「小山理容所」さん)。奥さんが床屋さんです。

こっちからも収穫した船が。
ワカメ収穫船
盛屋の船、第一信盛丸。津波の時に社長和享(やすたか)が沖に出し、海に漂流するガレキのため陸に戻れず共に3日間海で過ごした盟友です。
船外機付きの小舟は、流されたためこのワカメ刈取りに間に合うよう中古船を購入。
刈取り作業は小舟に乗替えて行います。

ちなみにワカメの養殖場は、こんな風です。(写真提供提供:Jay Horinouchi氏)
ワカメランドなう

この浮き球の下はこんな風らしい。
わかめらんど海中
(「岩手県漁業協同組合連合会さん「わかめはてな?」より http://www.iwate-wakame.jp/hatena/kankyo.html)

ワカメランドは牡蠣筏のご近所。
ワカメランド遠景

今、収穫しているのは「内湾」でとれたワカメです。
内湾って?このへんです

鮪立地図
(出典:宮城県漁協唐桑支所HP「三陸特選市場」唐桑紹介より)

今回収穫している内湾ワカメは町内のワカメ加工業者さんが使用します。

盛屋水産では、現在収穫中の内湾のワカメの他、外湾でもワカメを養殖しています。
ここ唐桑町の漁協では、震災後初の出荷となる外湾ワカメに
「三陸唐桑復興生わかめ・春馬(はるま)」
と名付け、3月末までの期間限定でご家庭へ直接販売中!
春馬
http://www.sanrikutokusen.jp/products/detail.php?product_id=128
盛屋水産の外湾ワカメも3月半ばから漁協より「春馬」として出荷される予定です。

おとといは震災後初の養殖ワカメの入札が気仙沼市内で行われ、塩蔵物は史上最高値がついたとか。
震災後9割以上減少したというアワビの稚貝も、気仙沼の海で確認されたとのニュースも入ってきました。

よっしゃー がんばっつぉー 唐桑!
あと1週間ほどワカメの収穫作業は続きます。
牡蠣2illustrated by Masae Hatakeyama


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