決定!「つなかん」を切盛りするおかーさんたち!
ミュージック・セキュリティーズさんの「被災地応援ファンド」をとおして、みなさんからの温かいお気持ちと改修資金により完成した 「唐桑御殿 つなかん」。
さあ、ここ「つなかん」で、この地気仙沼・唐桑の、まさにこれぞスローフード!という、自慢の毎日の食事をそのまま供してくれる、あったかいおかーさんたち、見つかるか...

はい!見つかりました!!!
まずは真ん中のこのお方、恵子さん。
恵子さん
気仙沼の名だたる民宿とレストランの厨房を長年任されてきた凄腕おかーさん、実は盛屋水産 菅野家の親戚です。
灯台もと暗し。
立ち上げ指導と仕組み作り、お手伝いしてくさるおかーさんたちの司令塔となっていただけることになりました。
いよいよ引退し静かな生活を送ろうかな、というところへの熱烈ラブコールに応えていただき、ヤッター!

「5人分作るのも10人分作るのも一緒」
さらっといいのけるシビレる台詞は、海の男・家業・大家族を支えてきたこの世代の気仙沼のおかーさんたちの、経験と自信に裏打ちされたもの。
気仙沼の魅力の核である70代・80代の元気な「ばっぱ」の代表格が、ここにも、いました!
その背中についていきます!
つなかん始動4
(「つなかん」スタッフTシャツ、作ってもらいました!)

さあ、司令塔は決まりました。
同じく要となるのは、お手伝いに来てくれる、地元鮪立(しびたち)のおかーさんたち。
ああ、嬉しい!声掛けに集まってくれました!
最初は緊張した面持ちで説明を受けるみなさん
つなかんおかーさん1

「つなかん」の建物を残そうと尽力してくださった斉吉商店 和江専務の、ユーモアあふれる気仙沼・そして唐桑への熱い想いを聞くうちに笑顔がはじけ 一緒にやっていこう!と言ってくださいました!
つなかんおかーさん2

和枝専務が伝えたこと- 家族があって、大切なものがあって、それでこの仕事があって、ということが大事。
大切な家族と送るここ唐桑のそのままの生活・そのままの食事を訪ねてきてくださる方に見ていただこう。
最初は月数回しか働かない、という日々が続くだろう、でも、背伸びせず、こつこつと、少しずつ経験を積み体制を整えて、ここ唐桑でしか味わえないいいものを作っていこう。
のり子さん、和美子さん、ふくえさん、京子さん、とも子さん、どうぞよろしくお願いします。

一代からも、たくさんのご支援で実現した「つなかん」への想いを話しました。
一代さん
昨年夏に他界した、このかつての自宅を建てた信一は社長和享(やすたか)の父。
鮪立に住む人なら誰もが知っている、この地区のお世話に奔走した信一。仮設住宅に移った後も、全壊となった当時の自宅・現在の「つなかん」に毎日一代たちと通い、「壊すのかあ?」とずっと心配していたこと。
みなさんの大切なお金を募るという重大な責任の伴うファンドにお願いすることを決意し「おくからね、大丈夫だからね」と伝えた時、涙を流して喜んでくれたこと。
ここ「つなかん」が、訪れてくれる方みんなの家、鮪立の人たちみんなの家、みんなが働く場、として活用されていくことを、どんなにか信一が喜んでくれているだろう、ということ。

「今日もあったけ笑ったやー」
和枝専務が言うとおり、そんな職場で「つなかん」があり続けるよう、力を合わせていきましょう。

さあ、このチームの初仕事は...
7/21(土)と決まりました!って先週の土曜日でした。
こんな感じでした
つなかん始動1
つなかん始動2
つなかん始動3
つなかん始動5
「あんたんとこのねーさんの畑りっぱだから、採れたての野菜分けてもらって、使えば」
「崎浜(さきはま)のほうで漁始めて浜で売っている人たちいるから、その魚使うのもいいでないの」
いろんなアイデアも出してもらい、嬉しくなっちゃいます。

まだ準備段階の「つなかん」の、実験台となってくださったこの日のゲストについては、別途ご報告しますね。

そして本日7/29(日)にもビッグなお客様をお迎えする予定。
こちらもご報告、待っていてくださいね。

おまけ1:打ち合わせに、司令塔となる恵子さんが作ってきてくれたおやつ。素朴な焼きっぱなしのカステラ、おいしかった!
恵子さんカステラ

おまけ2:打ち合わせ前に、いつも目一杯のスケジュールで動いている和枝専務にあや子&一代からお昼ご飯のプレゼント。この笑顔にあっては、ご飯たくさん食べてもらいたくなっちゃう 和枝さんは気仙沼の宝、いっぱい食べて元気を保ってください!
和枝さん卵のランチ

牡蠣2illustrated by Masae Hatakeyama

「盛屋水産 つなぎ牡蠣ファンド」お陰様で1/17募集終了致しました。 
引き続き募集中のファンドはこちらです↓
http://oen.securite.jp/



07/29 06:41 | 唐桑御殿修繕報告 | CM:2 | TB:0
大人の修学旅行in気仙沼 男山本店さん編 2012.7.20
ご報告が遅れました...
「唐桑御殿(からくわごてん) つなかん」、建物完成後、初のお客様をお迎えしました!
7月7日七夕、「大人の修学旅行in気仙沼」のご一行のみなさま、30名です!
集合写真
以前ブログでご報告した5月の「大人の修学旅行in気仙沼」は盛屋水産の牡蠣たね挟み体験でした。
今回は気仙沼の蔵元 男山本店さんの日本酒の海中貯蔵体験。
盛屋水産は、船を出して海中に貯蔵するお手伝いです。
震災前からお手伝いさせていただいていた海中貯蔵の、めでたい再開です!

朝6時に夜行バスで気仙沼入りしたみなさん、男山本店さんの見学を経て、ようこそ、新生「つなかん」へ!
まずはボトルの貼るお名前入りのタグ作り。
ボトルラベル作り
そして、いざ、出航!いってらっしゃーい!いってきまーす!
出航!

銘酒 蒼天伝(そうてんでん、)、海中貯蔵の準備オッケー。
蒼天伝

海中貯蔵1
(写真:斉吉商店さんの「右腕」ともづな 小林峻さん ご提供)

海中貯蔵2
「ロープをみんなで持って沈めます。まさに「絆」でありました。」(写真とコメント:大人の修学旅行生 蛭田晴美さん ご提供)

海中貯蔵4
男山本店の社長さんも、ご一緒に。(写真提供:小林峻さん)

魚山さん
この方は、静岡から震災後、ここ唐桑に移住されたダイバー/水中カメラマン魚山さん、通称ウオさん。
水中の瓦礫撤去で盛屋水産が大変お世話になっており、社長和享が厚〜い信頼を寄せております。
今回は水中貯蔵の様子をボランティアでカメラに納めることを買って出てくれました!

さて、一方こちらは、一度に全員は船に乗り切れないため、第2便に乗船する待ち組の、カツオやホタテのおろし体験。
斉吉商店の和枝専務が先生。
カツオおろし1.5

やってみっぺし。よっ!と
カツオおろし2

手だけみると何やらオソロシゲですが…
カツオおろし4

初めてなのに大変上手にできました!ほら、お見事!
カツオおろし3

こちらは先日社長和享(やすたか)が釣り上げた巨大マンボウの肉を裂いている皆さん。
マンボウさばき

こちらは、あや子と床屋のおんちゃんを先生に、ホタテをさばく体験中。
ホタテ、生きてます。素早くやらないと道具をパクッと挟まれちゃう。
ホタテおろし1

ホタテおろし2

震災後、ここ唐桑で先日初の開口(漁協が日時を定める漁をしてもよい日)となったウニもお目見え!
みんなでウニ剥き。さっきまで生け簀にいたので鮮度はバツグン!
ウニ
(写真提供:蛭田晴美さん)

お、こちらでは、今回急遽お手伝いしてくださった 唐桑のおかーさんたち
あつこさんとゆきこさんが盛屋の牡蠣を準備中
牡蠣準備

さあ、自分たちでさばいた海の幸の「試食」でお昼!盛りつけはあや子の監督の下、ご自分たちで。
盛りつけ
(写真提供:蛭田晴美さん)

昼食
(写真提供:蛭田晴美さん)

海の幸もおいしかったけど、一代(いちよ)特製のおやつ「なべやき」、これもおいしかった!
和製ホットケーキのような東北の素朴なおやつ 今日は中身はゴマ、甘いお豆、くるみ、など。
シソを入れてもおいしいんだよー、と一代。
なべやき

はい、撮りまーす!
昼食風景2
こちらはJTB関係・そして今回取材にいらしていたテレビ関係の方々。

はい、こっちも、そっちも、撮りますよー!
張り切ってシャッター押したのに一部ピンぼけ...ごめんなさい...
昼食風景1

昼食風景3

昼食風景4

昼食風景5

昼食の時、ウオさんが話してくれた魅力的な海の話。
あちこちの海を潜ってきたウオさんが語る、あったかい南国の海とは違う、三陸の海の魅力の話に引き込まれます。
すごくいい表情で話しをしてくれたのに、またもやピンぼけ...ごめんなさい。
魚山さん2

そして、最後はみなさん、なんと当初予定していなかったにもかかわらず、ご自分たちで使った食器の片付けまでしてくださいました!
嬉しすぎ!ありがとうございますっ!
食器洗い

それにとどまらず...
外に山積みになっていた津波を被った沢山の食器たち
なかなか片付けに着手できずにいたものを、なんと皆さんで洗って片付けてくださったのです!
津波の食器

食器棚へ
(写真提供:蛭田晴美さん)
食器を拾い集めた日々を思い、こうして棚に収めていただいた食器を見て涙してしまった一代です。

みなさんの唐桑へのご訪問は、大きな励みです!
建物は完成したし(一部電気工事残すのみ)、体制についても準備中ですが、「唐桑御殿 つなかん」、正式オープンに向けて頑張っていきます!
最後は、このブログにたくさんの写真を提供してくださった この修学旅行の参加者、蛭田さんの撮ってくださったJTBのご担当者&今回のお手伝いメンバー写真でご報告を終わりにします。
JTBの越村さん&影山さん、ウオさんご夫妻、急遽お手伝いに入ってくれた唐桑のおかーさん あつこさん&ゆきこさん、唐桑に1年滞在してくれるボランティア しょーこちゃん&いつこちゃん、お疲れさま、ありがとう!
写真にはいらっしゃいませんが、男山本店のみなさん、斉吉商店の和枝専務とその「右腕」のともづな 小林君、お客様の笑顔が嬉しかったですね、お疲れさまでした!
お手伝いメンバー

牡蠣2illustrated by Masae Hatakeyama

「盛屋水産 つなぎ牡蠣ファンド」お陰様で1/17募集終了致しました。 
引き続き募集中のファンドはこちらです↓
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07/20 14:23 | 見学体験のお客様 | CM:2 | TB:0
放射性物質検査2012年7月分 2012.7.15
7月の牡蠣とホタテの放射性物質検査も、不検出です。

殻付きかき 2012.7.6採取 ヨウ素・セシウムともに検出せず(検出下限値20Bq/kg)
ほたて貝  2012.7.2採取 ヨウ素・セシウムともに検出せず(検出下限値20Bq/kg)

hoshano1207kaki

hoshano1207hotate
牡蠣2illustrated by Masae Hatakeyama

「盛屋水産 つなぎ牡蠣ファンド」お陰様で1/17募集終了致しました。 
引き続き募集中のファンドはこちらです↓
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07/16 01:20 | 放射性物質検査 | CM:0 | TB:0
かつての自宅修繕完了! 2012.7.14
盛屋水産を営む菅野家のかつての自宅。
3階まで津波を被って全壊したこの家の修繕が完了しました!
tunakan_outside

命名 「唐桑御殿(からくわごてん) つなかん」
学生ボランティアさんたちが命を吹き込んでくれたこの家の、まさに愛称。
「つなかん」、ずっと使わせてくださいね。

では、ざっと一部をご案内。以前の家を活かしてくださった山形の岡田先生ご設計の「唐桑御殿 つなかん」、7/5撮影、こんな様子です。

1F厨房をバックに一代の笑顔満開!
1F_ichiyo

お風呂(1F)
1Ffuro

修繕前のお風呂入り口はこんな。はい、サッシ、取り替えてもらいました。
ofuro

トイレ(1F)
toilet_1F

きれいになった階段を上がり...
stairs_1F

わあ!2Fはこんな感じに仕上がってます!
washitsu2F1

2011.6月はこうでした(床を拭いても拭いても、なかなか土っぽさが抜けなかったっけ...)↓
御殿内部

津波を耐えた窓をこんなにキレイにして戻してくれました!
window2F_round

こちらも!よく残っていてくれたね!
window2F_fujisan

2F厨房
kitchen2F1

そうそう、こうだったんです↓
2Fkitchen

角度を変えて撮影。プロの厨房っぽくなりました。
kitchen2F2

大工の小松さん、息子さん、丁寧な作業をありがとうございます!
komatsu-sans
内装屋さん、仕上げをありがとうございます!
naisouyasan

建物はオッケー。お客様を迎える準備も進めなくては!
最重要なのは、人。
この地気仙沼・唐桑の、まさにこれぞスローフード!という、自慢の毎日の食事をここ「つなかん」でそのまま供してくれる、あったかいおかーさんたち、見つかるか...それについては、後日!
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「盛屋水産 つなぎ牡蠣ファンド」お陰様で1/17募集終了致しました。 
引き続き募集中のファンドはこちらです↓
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07/14 05:31 | 唐桑御殿修繕報告 | CM:0 | TB:0
FBページ誕生! 2012.7.7
このたび、盛屋水産とみなさんが気軽に交流できる場として、Facebookページをオープンしました!

つなかんつながり 〜盛屋水産とゆかいな仲間たち〜
http://www.facebook.com/tunakanmoriya

間もなくお休み処として完成間近な、津波をかぶった盛屋水産のかつての自宅、通称「つなかん」
そのオープンに向けて、一緒に盛り上がっていけたら、嬉しいです。
盛屋水産からはブログ更新のお知らせや、ブログ記事になる前のちょこっとした記事などを掲載予定です。
みなさんからも投稿できますので、写真やメッセージなど、是非お寄せください。

「つなかん」をとおしてできた、そしてこれからできるみなさんとの「つながり」、とても嬉しく幸せです。

牡蠣2illustrated by Masae Hatakeyama


「盛屋水産 つなぎ牡蠣ファンド」お陰様で1/17募集終了致しました。 
引き続き募集中のファンドはこちらです↓
http://oen.securite.jp/
07/07 06:23 | 掲載記事など | CM:0 | TB:0
ホタテ 続々出荷中! 2012.7.3
先週6/24より出荷を開始しました、盛屋のホタテ!
hotate_ship

これこれ!
hotate1

これこれ!
hotate2

これこれ!!!
hotate_muki

ザザーッとトラックへ
hotate_truck
これは町内の加工会社さんに行く分。

出荷作業は、漁協のホタテ仲間同士、みんなで協力。
見よ、唐桑の海の男たちだぜっ!
社長 和享(やすたか) センターポジション キープ!
hotate_men1

ポーズせがんでみました。
さっきは逆光だから、と再度撮影したのに、マーメイドも真っ青なポーズを取ってくれた 海の男たちのシャイな笑顔が帽子の陰...無念です。
hotate_men2

耳つり作業を手伝ってくださった RQや神奈川災害ボランティアセンターのみなさん、あの時のホタテが、出荷できるほど立派になりました!
帆立種耳つり111203神奈川
(2011.12撮影 神奈川災害ボランティアセンターのみなさん)

盛屋を含む唐桑ホタテのお求めは 先日お知らせしたこちらでどうぞ!
唐桑漁協 三陸特選市場
amane
(写真 唐桑漁協)

さて、ホタテの出荷を終えたら、午前中いっぱいは今日も牡蠣剥きです。
kakimuki
近所のおかーさんも応援に来てくれ、今日は20kgが斉吉さんの「炭火焼牡蠣オリーブオイル漬け」に生まれ変わるべく、剥かれています。がんばっつおー!
牡蠣2illustrated by Masae Hatakeyama


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07/03 06:21 | その他 盛屋水産作業状況 | CM:0 | TB:0
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